漢方的な考え方

皮膚は内臓の鏡

私達の体ですが、皮膚と腸の粘膜が実は連なっているなんて、普段は誰も思わないでしょう。しかし、良く考えてみると食事をする時、口から入って食道→胃→腸と通って肛門から大便を排泄します。その肛門の横はお尻の皮膚なのです。その皮膚は背中やお腹、それに顔へと続いています。即ち、見方を変えれば、人間の体は皮膚、粘膜と名前は変えますが、一枚の皮で連なっているのです。

こう考えると、昔から言われる『皮膚は内臓の鏡』という言葉がよく理解できます。皮膚は内臓の状態をよく反映する所です。皮膚病の原因は内臓にある。そんな事を教えてくれる言葉です。実際、「便秘をするとニキビ、吹き出物がよくできる・・・」「小さい頃、鯖鮨を食べてじんましんができた・・・」こんな事はよく経験したことです。

お腹の中に毒素がたまっていると皮膚が汚くなる。お腹の中をきれいにすると皮膚もきれいになる。皮膚は内臓の状態を鏡のように映し出すところであるという。何となくイメージとして理解できます。

子供の頃に出たアトピーが高校、大学と治っていて、就職と同時にぶり返した例があります。これは恐らく社会人としてのストレスや外食の増加等でかなり体力を消耗しているのではないでしょうか。体が「気虚」、「脾虚」の状態になっているのでしょう。すなわち、エネルギー不足の状態です。

そこで治療ですが、【補中益気湯】で気虚を補うというか、内臓の方を丈夫にしてやるという方法があります。そうすれば“治す力をアップ”して皮膚病が好転することがあるのです。

漢方的な考え方一覧

お悩みで検索

当店について

ふやき本店

お店は古い佇まいが残る安町商店街にあります。京都銀行から50mほどです。
駐車場を備えていますので、ゆっくりご相談ができます。

〒621-0805
京都府亀岡市安町23
でんわ:0771-22-0040
定休日:日曜・祝日
営業時間:10:00~18:00

このページの先頭へ