漢方的な考え方

脂っこい食事の多い方に

この前、所用で京都に行った時、何処かで昼食を取る必要がありました。そこで、飛び込みでとあるカフェに入りました。表の看板に出ていた日替わりランチを食べるつもりで入ったのですが、もう、本日の予定数は出てしまったとのこと。オムライスなら出来るというのでそれを頼みました。普段私が食べているのは薄い卵の皮でケチャップライスを包んだものです。

ところが若いシェフが作ってくれたのは本格的なオムライスでした。即ち、オムレツがデミグラスソースのからまったご飯の上に乗っかっているのです。少し、スプーンで触るとトローリ、ふわふわの卵が崩れてご飯を被うというやつです。ずばり!これは美味しかった!しかし、卵を贅沢に使っています。一体、何個使っているのか、と思うくらいボリュームがありました。残そうかと思ったのですが、物の無い時代に育った私は残す事ができずに全部食べてしまったのです。

しかし、後で気になったのがコレステロールです。今日は相当なコレステロールを摂ってしまったのです。年齢的にも総コレステロールが幾ら、HDL(善玉)コレステロールが幾ら、LDL(悪玉)コレステロールが幾らと気になる年代です。『あっ、しまった!』 と思う気持ちが強く、それから3日間ほど、白いご飯にお漬物とちりめん山椒ですごしたのです。

食生活は大事です。ステーキやハンバーガーを多く食べているアメリカ。動脈硬化が進み、心臓疾患を患う人が増えてきました。そこで、アメリカでも食生活が見直され、お豆腐や寿司といった日本食を好むアメリカ人も結構いるようです。

キャロルという研究者がウサギの飼料の中に、いろんな種類のたんぱく質を与え、血中コレステロールの値を測定しました。その結果、植物性たんぱく質、とりわけ大豆たんぱく質を与えたウサギがコレステロール値が低いという結果が出ました。

そこで、日本の研究者がこれに着目して、私達日本人に馴染みの深い大豆からCSPHPという機能成分をつくり出しました。これを毎日摂取していると、コレステロールの吸収を抑えて糞便中に排泄するのです。そうすると血中コレステロールの値も次第に下がってくるというわけです。

よし、今日から改善しよう!と思ってもなかなか改善できないのが食生活です。外食の多い方、会食の多い方はもちろんのこと、家に居る方でも一人だけ別メニューというわけにはいかないもの。そんな方でコレステロール値が気になる方は養生のつもりで、大豆からできた機能成分を応用するのもよいかと思います。

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ふやき本店

お店は古い佇まいが残る安町商店街にあります。京都銀行から50mほどです。
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京都府亀岡市安町23
でんわ:0771-22-0040
定休日:日曜・祝日
営業時間:10:00~18:00

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