漢方的な考え方

男の更年期 やる気が出ない

Aさんは確認癖があります。何でもしっかりと確認することは良いことですが、それが二回、三回となると話は少し違ってきます。

Aさんは五十八歳。小さな事務所の所長さん。典型的な古き良き日本人タイプと申しますか、とても責任感が強く几帳面な方です。仕事が終わって戸締りする時など、『電気よ~し』 『ガスよ~し』 『鍵よ~し』 と、ちょうど昔の国鉄時代の駅長さんがやったように一つ一つ確認されます。これが一回ならばそれで良いのですが、途中不安になるのか、これを二回、三回と繰り返されます。

こんな性格ですから、当然、他の事でもストレスが蓄積されていくようです。それですから、最近はとうとう不眠症になりました。不眠症と申しましても、この方のは早朝覚醒というか、朝、5時か6時に眼があくそうです。本当は7時まで寝ていても会社は間に合うのですが、この時間に眼が覚めてしまうそうです。あと一時間ほどお布団の中でごろごろしていたら、少しは違ってくるのですが、性格上起きてしまわれます。それですから、だるくて元気がなく、なんとなく頭も冴えません

こんな状態で出社するものですから、仕事の能率も悪く、今度は“うつ状態”になりました。あまり笑顔がなく、何となく暗い感じがします。本人に聞きますと、最近は新聞を見ていても、あまり関心がないとか。

そこで、『なんとか、もう少しやる気が出るものはないか』 とご相談がありました。いろいろ考えた結果、この方には、【アシュワガンダ】と【ムクナ】というインドの薬草をおすすめしました。

中国に漢方があるのと同じように、インドにもアユルベーダーという優れた医学があります。
それによりますとアシュワガンダは、「気分を落ち着かせ、睡眠を深くする」 「記憶力や身体的持久力を高める」 といった働きがあるといわれています。ムクナは 「やる気や愛情を高める」 働きがあるといわれています。

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ふやき本店

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