漢方的な考え方

桑と身近な生活

桑の葉私の住んでいる亀岡市は、昔、南桑田郡といいました。恐らく桑畑が多かったのでしょう。そういえば小学校の授業で、先生が農家から桑を貰って来て、それでお蚕さんを飼って繭を作った記憶があります。

また、隣町の南丹市八木町には、桑酒というのがあったように思います。子供の頃なので当然味も形も覚えていませんが…。

古い書物には、桑の葉を陰干しにしたものを神仙茶といい、滋養強壮薬として愛飲したという、そんな記録が残っています。 また、桑の根の皮は桑白皮といい、五虎湯などにも処方され、咳止め効果があります。

このように、昔は、広く日本人の生活に馴染んだ身近な植物でした。 有名人の中にもサザンオールスターズの桑田さん、元巨人軍のエース桑田投手、と桑田姓の人がいます。昔は日本全土に桑畑が広がっていたのでしょう。

この桑の葉、最近は、 ●お腹一杯食べてしまう方 ●甘い物が止められない方 そういった方の食養生に用いられています。 それは、桑の葉にはDNJという成分が含まれていて、これが糖の吸収を抑えると言います。

私たちは、検査で血糖値が高いと言われると、毎日ウォーキングを始めたり、外食を控えたり、その対策を練ります。しかし、雨の日もあり、仕事の関係で接待もあったりして、なかなか継続が難しい事があります。そんな時には、桑の葉を加工した粒状のものがあります。これなら粒になっているので、食事の度に簡単に摂取する事が出来ます。

今、糖尿病の患者さんはもちろんの事、その予備軍と言われる人の人数もものすごい数字が出ています。 日頃の節制の助けに【桑の葉】を利用したいものです。

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当店について

ふやき本店

お店は古い佇まいが残る安町商店街にあります。京都銀行から50mほどです。
駐車場を備えていますので、ゆっくりご相談ができます。

〒621-0805
京都府亀岡市安町23
でんわ:0771-22-0040
定休日:日曜・祝日
営業時間:10:00~18:00

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