ストレスの漢方薬 <漢方相談症例>

まぶたのピクピク 【処方】 四逆散

これは私自身の例です。 朝、顔を洗って、鏡を見ると左の下まぶたがピクピクしていました。止めようと思っても止まりません。自然と動いてしまうのです。

前日、用事が多くパソコンと2時間近く向き合っていました。その所為だろうか。いや、今、二つの団体でそれぞれ役を引き受けています。本人はストレスと思っていなくても、『○○日に△△で会議を開きますので集まって下さい』 『何日までに原稿をあげて下さい』 というような依頼が毎月続きます。この精神的疲労が蓄積していっているのかもしれません。

そこで、何とか漢方薬で治そうと考えました。私の性格であるが、何でも人に合わせるほうです。例えば皆で旅行に行くとします。まず日程であるが、私は 『いつでもいいよ』 と人に合わしてしまうタイプです。旅行先の記念写真でも、後ろの一番端に写っています(背が高いせいもあるが)。あまり自己主張するほうではありません。

実はこんな性格がまぶたのピクピクの原因でもあるのです。もともと人間というものは、大人になっても自由にノビノビしたいものです。ところが、こらえたり、我慢をしたり、押さえ込んだりしていると身体のどこかにその反発が出てきます。今回はたまたままぶたに出たというわけです。これが今回の“まぶたのピクピク”の正体と考えられます。

そこで、ストレス解消、重い気分を少し和らげる漢方薬として、四逆散を飲みました。毎朝、顔を洗う時に鏡を見ていたところ、一週間目にピタッと止まったのでした。

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ふやき本店

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