高血圧の漢方薬 <漢方相談症例>

高血圧に伴う随伴症状(のぼせ・肩こり・耳鳴り・頭重)
【処方】七物降下湯

あなたの血圧はどれぐらいでしょうか?

健康診断で計ったり、また自宅の血圧計で計ったり、時には市役所のロビーで計ったりしておられると思います。血圧の基準ですが、最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上を高血圧と分類します。

高血圧は以外と自覚症状が少ないのですが、ほうっておくと脳卒中や心筋梗塞の危険性が増します。

それは、血圧が高いと血管に圧力がかかります。そうすると血管はどうしても分厚くなり、その分、内径は細くなります。そうすると心臓もますます強い力で血液を送り出さないと身体のすみずみまで流れませんますます、高血圧になるという悪循環に陥ってしまいます。さらに狭くなった血管にはコレステロールなどもたまりやすくなります

こういったことで、高血圧は動脈硬化を引き起こします動脈硬化になると血管が詰まったり破れたりして脳卒中や心筋梗塞になりやすいというわけです。

高血圧の原因ですが、生活習慣が関係します。いくつか改善しなければならない点があります。

〈食生活〉
日本人は塩分をたくさん摂取します。これが血圧を上げます
。今、平均で一日11~13グラム摂っています。アメリカで8~10グラムだそうです。せめて、あと1~3グラム減らしたいものです。

〈肥満〉
特にウエストの大きい肥満はよくありません。高脂肪食を減らしましょう

〈寒さ〉
日本の家は暖房を入れている部屋とそうでない部屋とではかなりの温度差があります。

〈ストレス、性格
せっかちな怒りっぽい性格はよくありません。

〈タバコ〉
高血圧だけでなくあらゆる病気に良くありません。

血圧が高めになってきたら、七物降下湯というよい漢方薬があります。これは大塚敬節という昭和の偉大な漢方家がご自身の高血圧と眼底出血のために作られた名処方です。この処方は血液の流れを良くしてやったり、イライラを鎮めてやったり、肥満を解消したり、体の中の熱をとったりして、総合的に高血圧の症状を改善します

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ふやき本店

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