BMI指数(体重㎏÷身長mの二乗)を一度計算してみて下さい。25を超える人はもう少しやせる必要があります。それと体型も大切です。 りんご型肥満と洋ナシ型肥満があります。
りんご型肥満はお腹や内臓に脂肪が付くタイプです。洋ナシ型肥満は腰やお尻に脂肪が付くタイプです。
肥満気味の方は少し体重を減らしてみましょう。体重が減るとよいことがいくつかあります。
まず第一に服装関係です。どの服でも、どのスラックスでも着れます。今ですと色合いは大変気に入っているのに、私に合ったサイズがない・・・そんなことがあります。しかし、体重を落とせばどんなファッションでも自由に楽しめます。
次に健康のため。肥満は将来、高血圧や高脂血症、心臓病や糖尿病といった生活習慣病の原因になります。それですから、こういった病気をを防ぐためにもやせなければなりません。
そして、ひざ痛防止のため。やはり体重が重いと膝に負担がかかります。立ち仕事の人は相当負担がかかります。
●いったん座ると立ち上がる時痛む
●膝が痛くて正座が出来ない。
肥満ぎみの方はもう少し体重を落とされるのが良いでしょう。
最近は遺伝子の研究が進んでまいりました。人間には節約する遺伝子があるそうです。人類の長い歴史を見てみますと飢饉で食べるものが少ない、そんな時代が多かったものです。それですから、食事から摂ったエネルギーを大切に溜め込む、そんな仕組みが出来上がっています。そこに、現代の飽食の時代、日本国内だけでなく世界中から美味しい物が入ってきます。そうするとこの仕組みが働きすぎて脂肪をどんどん溜め込んで肥満になってしまいます。
それとストレスによる甘いものの食べすぎがあります。忙しくて複雑な現代社会、ストレスの元は職場に、家庭に、学校に・・・と、どこにでもあります。それを発散しようとして、お菓子類をポリポリ食べて太ってしまう場合があります。
さて、漢方薬ですが、肥満の全体の感じとして 『脂肪太り』 という感じと 『水太り』 という感じ、二つに分かれます。どちらかというと脂肪太りのタイプには 『防風通聖散』 がよろしいでしょう。
防風通聖散は18種の薬草が処方されています。昭和26年のデーターと今を比較すると脂肪の摂取が五倍になっています。食事から摂った脂肪が身につかないように、かつ、ついてしまった脂肪は分解するようにしなければなりません。防風通聖散にはこんな働きがあります。さらに大・小便から毒素を出す薬草、毛穴から発散する薬草、それに血液の流れを良くする薬草がうまく組み合わさっています。
水太りのタイプ、どちらかというと色白でぶよぶよしたタイプです。顔によく汗をかかれますが、こちらには 『防已黄耆湯』 がオススメです。水分代謝が良くなり体が引き締まってくる感じです。
お店は古い佇まいが残る安町商店街にあります。京都銀行から50mほどです。
駐車場を備えていますので、ゆっくりご相談ができます。