京都府亀岡市で漢方相談を承っています。女性薬剤師がお一人お一人の症状に応じた漢方薬をお選びいたします。

Aさん夫婦が見えました。Aさんの奥さんは生来の働き者、店も一人でこなし、その上、主婦業も手を抜かず、頑張っておられます。

ところが最近、テレビを見ながら、ソファーで居眠りをしてしまうようになったそうです。かなり疲れが蓄積しているようです。

それともう一つ、ご主人が言われるには、最近奥さんが「ため息」をつく様になったとか。
『ア～ッアと私の前で聞こえよがしにつくんですよ』『これは何かのサインでしょうか』ということでした。

その他に、

• 外から帰ってきたらすぐにエアコンを入れられる。（少し冷やし過ぎ）
• お茶を良く飲まれます。（大きなペットボトルが冷蔵庫に）

このような体力が低下している状態を漢方では"気虚"と申します。

そこで、気を補う代表的なお薬、人参と黄耆が組み合わされた、若甦"温"をお渡ししました。ため息の回数はどうだか分かりませんが、気が消耗していたのが、少しずつ回復してきたようで、元通り元気に仕事をされています。